不動産投資において、火災保険は必ず加入しておきたい保険です。
火災保険とは、火災や落雷、風水害などの事故によって生じた建物や家財の損害を補償する保険です。
火災保険は保険会社によって金額の幅が大きいのに対して、実際被害に遭ったとしても出る保険料についてはさほど差がないと言われています。
築年数やローンの残債等によって火災保険を掛ける金額を考え、経営的にもできるだけ安く入ることをお勧めします。
不動産投資において火災保険の必要性
- 建物が損壊した場合の修繕費用を賄うため
- 家賃収入が途絶えた場合の損失を補填するため
火災や自然災害によって建物が損壊した場合、修繕費用は数百万円から数千万円にも上る場合があります。
また、修繕費用が賄えない場合、建物を再建築するにもローンが必要になるため、大きな負担となります。
さらに、建物が損壊すると、家賃収入が途絶えるため、収益性が低下します。
家賃収入が途絶えた場合、ローンの返済が滞り、最悪の場合、資産を失う可能性もあります。
不動産投資においては、火災保険に加入して、建物損壊や家賃収入途絶などのリスクに備えることが重要です。
火災保険の補償内容
火災保険の補償内容は、保険会社やプランによって異なりますが、一般的には以下の内容が補償されます。
- 火災による損害
- 落雷による損害
- 風災、雪災、雹災による損害
- 水災による損害
- 盗難による損害
- 落下物による損害
- 爆発による損害
地震保険
地震による損害は、火災保険では保証されない為、地震保険に加入する必要があります。
地震保険は火災保険の掛け金の30%~50%までしか掛けることができず、必ず火災保険に付帯して掛けることになり、単体では掛けることができません。
地震保険の損害区分と保険金額は以下の通りです。
全損100%、大半損60%、小半損30%、一部損5%
火災保険の選び方
火災保険を選ぶ際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 補償内容
- 保険料
- 免責金額
補償内容は、建物や家財の価値、収益性の状況などに合わせて、必要な補償をしっかりと確認しましょう。
保険料は、補償内容や保険期間によって異なります。
複数の保険会社から見積もりを取ることで、より安い保険料で加入できる可能性があります。
免責金額とは、保険金が支払われる損害の額のうち、自己負担する金額です。
免責金額を低く設定すると、保険料が高くなりますが、自己負担額を減らすことができます。
火災保険の加入時期
火災保険は、建物の引き渡しを受ける前に加入しておきましょう。
建物が完成する前に加入しておけば、引き渡し後にすぐに補償を受けることができます。
また、建物の価値や収益性が変わる場合は、保険内容や保険料を見直す必要があります。
不動産投資においては、火災保険は必要不可欠な保険です。
まとめ
不動産投資において火災保険は切り離せないものです。
融資を受ける時には必ず火災保険を先に入る必要があります。
しっかりと補償内容や保険料を比較検討して、自分に合った火災保険を選びましょう。
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